ありす幼稚園ブログ
ブログを通して、園の様子をお伝えします。
『絵本すいぞくかん〜スイミー』
2022-07-15
夏の初めに子どもたちを絵本美術館に連れて行くと必ず読み聞かせるのが、レオ=レオニの名作『スイミー』です。
先月も、子どもたちをクラスごとに連れて行きましたが、大型絵本『スイミー』を読み聞かせると、子どもたちは今そこまでやって来ている夏を感じていたようでした。
年長の子どもたちには、ストーリーについて質問したりもするのですが、小学校2年生の教科書にも載る難しいお話のテーマを驚くほど理解しています。
「困難に出会った時、知恵と勇気で立ち向かうこと」「一人では無理でも、みんなで力を合わせれば現状を変える力をもつことができること」など、解釈を踏まえた発言がポンポン飛び出すので、思わず唸ってしまいます。
夏が来るたび幾度となく先生に読んでもらってきた絵本です。
年少さんの頃は難しくとも、年中、年長と成長するうち、すこしずつ理解してくるのでしょう。
子どもはほんとうに凄いです。
さて、そんな年長の子どもたちにアクアマリン水族館から招待状が届きました。
企画展『絵本すいぞくかん〜スイミー』のオープニングセレモニーにぜひ出席して欲しいというお願いです。
絵本をテーマにした企画展であることから、絵本美術館をもっているありす幼稚園の子どもたちに、ぜひ最初のお客様になって欲しいというお話でした。
『スイミー』大好きのうちの子どもたちが行かないわけにはいきません。
その日は終業式だったのですが、年長のみ終業式を一日前倒して、みんなでドキドキわくわくしながら行ってきました。
企画展は素晴らしかったです。
『スイミー』のストーリーそのままに、クラゲやイセエビなどの登場人物たちが実物の生き物として水槽の中に現れ、絵本『スイミー』の世界を表現していました。
子どもたちは、さぞうれしかったことでしょう。
同伴して下さった保護者のみなさまも、童心に返って一緒に楽しんでいたようです。
…そうそう、スイミーらしき、ちっちゃなかわいい黒いお魚もいましたよ、ちゃんとね。
小遠足
2022-06-20
今期はじめての小遠足です。
コロナでなかなか行けない小遠足ですが、付属施設の絵本美術館は外部者と接触せずに敷地内の芝生で初夏の海やお船を眺めてピクニックが楽しめるので、とてもうれしく思っています。
館内で先生に『スイミー』の大型絵本を読んでもらった子どもたちは、潮風に吹かれながら美味しいおべんとうやおやつを頬張り、ゆったりした時間を過ごしました。
絵本美術館を設計した安藤忠雄氏が、「子ども時代にこの水平線を眺めながら育つ子は幸せや」と言って引き受けて下さいましたが、このような真っ青な海と空が繋がる素晴らしい景色の日は、その言葉がとくに心に響きます。
コロナでなにかと窮屈な日々を送る子どもたちですが、この雄大な大海原を前に、皆とてもよいお顔をしていますね。
魔女まつり
2021-11-05
絵本美術館の「魔女まつり」に、今年も可愛い年中組の『にるす』さんたちが招待されました。
子どもたちも、朝から大喜びです。
「きょうの子どもたちは、ほんとうについてるね…」
絵本美術館では、魔女たちがヒソヒソ話しています。
だって、こんなに美しい秋の海は、魔女たちもあまり見たことがありません。まるで何層にもなったブルーゼリーのような海です。
おまけに、お日様が輝いて最高のピクニック日和です。
今日の日のために、(命がけの)絵本の棚の総入れ替えも済ませました。
「さあ、『魔女まつり』のはじまりはじまり!」
魔女たちは、やって来た子どもたちを楽しませたくて、うずうずしています。
…まず、お得意の魔法で絵本を大きくして…それからもちろん、驚く「しかけ」もたっぷり!
仕上げは、カボチャのバケツに入った、子どもたちの大好きな甘〜い甘い菓子だよ。
その喜ぶ顔が見たくて、なんと、窓にはオバケたちが勢ぞろいしていますよ!
ところで、そのオバケたちの話では、魔女と一緒にピクニックに出かけた子どもたちのおにぎりがこれまた美味しそうで、「どうせなら、夜の絵本美術館に子どもたちを招待してくれればいいのに…」と、ブツブツ。
(だって、ボクたちは、昼間は明るくてあまりよく見えないんだ…きょうはとくべつに、夜の姿を見せてあげるね!)
…そんなわけで、こんどはぜひ夜の絵本美術館に遊びに来てください。
おいでの際には、どうか美味しいおにぎりをお忘れなく!
「夏の終わり」祭り
2021-10-29
ハロウィンは、ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた祭礼「サウィン」
(Samhain) が起源だと言われています。
サウィンは、「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うなど、古代ケルト人の暮らしに根づいていました。
夏休みに、思いがけず「夏まつり」が中止となり、悲しい思いをしていた子どもたちに、「ハロウィン祭り」(「夏の終わり」祭り) を楽しんでもらいました。
サウィンは、「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うなど、古代ケルト人の暮らしに根づいていました。
夏休みに、思いがけず「夏まつり」が中止となり、悲しい思いをしていた子どもたちに、「ハロウィン祭り」(「夏の終わり」祭り) を楽しんでもらいました。
この時期、絵本美術館も素敵なハロウィン飾りが館内を彩っています。
来週には、子どもたちも絵本美術館に招かれて、恒例の『魔女まつり』を楽しみます。今年の『魔女まつり』は、ピンクと紫を基調にしたロマンティックなハロウィン飾りで子どもたちを不思議な世界に誘いますよ!楽しみにしていてくださいね。
幼稚園はと言えば、ちょっぴり可愛らしく、オレンジと黒のオーソドックス・ハロウィン。
蝙蝠ミッキーと、たくさんのお化けカボチャが子どもたちを出迎えました。
「仮装姿で登園してもかまいません」とお知らせしたところ、さまざまな趣向を凝らした子どもたちがやって来ましたよ!
綿あめ、ポップコーン、チョコレートなどのお菓子をいただき、ディズニーくじや、ゲーム、金魚すくい、ヨーヨー釣りなどもたっぷり楽しみました。
楽しかったですね!!!
3度目は定の目(じょうのめ)
2021-10-28
「3度目は定の目」という諺がありますが、今日は『ぐりむ』の子どもたちにとって、まさに3度目は定の目(転じて3度目は期待通りの結果となる)、諺どおりの一日となったようです。
朝から、どこまでもどこまでも広がる真っ青な抜けるような秋の空。
雲ひとつありません。
「運動会ごっご」の二度の雨天延期から一転、今日はこれまでで一番の最高の秋晴れです。
今日はぜったいできるんだ!とみんなが確信していて、子どもたちも、朝からいつになく興奮気味です…と言うのも『ぐりむ』さんは、ありす幼稚園一、ほのぼのとしたクラスなんです。
そんな子どもたちの嬉々とした姿に、いかにこの日を待ちわびていたかがわかりますね。
さて、走熊公園に場を移した子どもたちは、大抵、たくさんのお父さんやお母さんを前に緊張したり、変にはしゃぎまわったりするのですが、今日の『ぐりむ』さんは終始リラックスしていて、気負わず、いつものほのぼのとしたクラスの雰囲気が損なわれることはありませんでした。
風が強かったにもかかわらず、バルーンを持つ子どもたちのたくましい横顔に、そして自分たちの力でなんとか成功させるんだと頑張る姿に、感慨深いものがありました。
「運動会ごっこ」は、こうした子どもたちのありのままの姿をご両親に間近で見ていただく良い機会です。
もちろん、大運動会は行事として華やかで、活気あるものですが、必ずしも子どもたちのいつもの姿が見られるわけではありません。
大勢の観客の前で、いつもと違うぎこちない姿を見せて、先生たちを驚かせることも多いのです。
今日の『ぐりむ』さんは、年長さんらしい姿、いつものほのぼのとした仲良しクラスそのままの姿で、お天気同様とても気持ちの良い「運動会ごっこ」を見せてくれました。
さあ、次はいよいよ「お遊戯会」ですね。
いったい、どんな素敵な劇が観られるのでしょう。
今から、楽しみでなりません!